未だ治療法が確立されていないTooth Wearなどの第3の歯科疾患治療に対するEr:YAGパルスレーザーデポジション(Er:YAG-PLD)法の有用性について検討した。エナメル質欠損部をハイドロキシアパタイト(HAp)堆積膜で修復した結果、現在の治療に用いられるレジンより高い硬度で欠損を修復できることがわかった。また、エナメルクラックもHAp堆積膜によって封鎖できることもわかった。さらに、小窩裂溝のシーラントにも使用できることを確認した。最後に堆積膜をフッ素化することで高い耐酸性を示すことが明らかになった。以上の結果から、Er:YAG-PLD法のTooth Wearに対する有用性を確認した。
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