研究課題/領域番号 |
19K10205
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
三野 卓哉 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (10625718)
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研究分担者 |
窪木 拓男 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (00225195)
大野 彩 (木村彩) 岡山大学, 大学病院, 講師 (20584626)
大野 充昭 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (60613156)
山下 徹 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (60644408)
黒崎 陽子 岡山大学, 大学病院, 助教 (90759664)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 咀嚼運動 / 認知機能 / 脳由来神経栄養因子 / 血漿中BDNF濃度 / 唾液中BDNF濃度 |
研究成果の概要 |
ヒトにおいて,咀嚼運動刺激により唾液ならびに血液中の脳由来神経栄養因子(brain-derived neurotrophic factor; BDNF)濃度が上昇するか否かは現在までに明らかではない.われわれは,健常成人男性2名を対象に無刺激ガムを用いた60分の試験的咀嚼運動刺激を行い唾液,血漿中のBDNF濃度をBDNF ELISA kitにて測定した.その結果,60分の試験的咀嚼運動刺激では唾液,血液中のBDNF濃度の上昇は認めなかった.
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自由記述の分野 |
歯科補綴学,口腔インプラント学,老年歯科医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦の認知症患者は増加の一途を辿っており,医療経済学的にも大きな社会問題となっている.咀嚼運動により血液中あるいは唾液中のBDNF濃度が上昇することが証明されれば,「咀嚼運動が認知機能を改善する(機能低下を抑制する)」という仮説の後押しになったが,60分の無刺激ガムを用いた咀嚼運動刺激程度では,刺激前後で血漿中,唾液中のBDNF濃度は上昇しない可能性が示された.
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