研究課題/領域番号 |
19K10288
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
村上 純 岡山大学, 歯学部, 博士研究員 (40362983)
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研究分担者 |
長塚 仁 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (70237535)
河合 穂高 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (10803687)
高畠 清文 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (70736537)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 口腔扁平上皮癌 / エクソソーム |
研究成果の概要 |
セツキシマブは、細胞外小胞のEGFRと結合することで、細胞外小胞を標的とすることが示唆された。口腔癌細胞が放出したEGFR高発現細胞外小胞にセツキシマブを作用させると、マクロファージおよび正常上皮細胞による取り込みが低下した。このことから、セツキシマブは、癌周辺組織への細胞外小胞の取り込みを阻害する事で、抗腫瘍効果を示す可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
歯科放射線
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果から、口腔癌細胞が分泌する細胞外小胞を介したセツキシマブ耐性機序の一部が明らかとなった。この成果により、新たな薬剤耐性機構に則した治療の開発や、化学療法患者の血中のエクソソーム中の薬剤の分量を定量することで、患者の新たな薬剤感受性試験を開発することが可能となる。
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