研究課題/領域番号 |
19K10319
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
糀谷 淳 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 准教授 (60304325)
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研究分担者 |
宮田 昌明 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (00347113)
湯淺 敏典 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (00535643)
大野 幸 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (00535693)
四道 瑠美 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 医員 (00825391)
山下 薫 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (50762613)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 左室拡張機能 / 心拍変動解析 / バイオマーカー / 指尖容積脈波 / 左室駆出率の保たれた心不全 |
研究成果の概要 |
歯科口腔外科手術が予定された患者で、心エコー図検査が実施された患者95例で、心エコー図検査のパラメータ群と心拍変動解析のパラメータ群の関係を検索した。僧帽弁輪移動速度(e':中隔と側壁の平均値)はlog TP、log LF、log LF/HFと正の相関を示したが、log HFとは相関しなかった。左室充満圧を反映するE/e'はlog LF/HFと負の相関を示し、log RMSSDと正の相関を示した。e'<8cm/sを予測するlog LF、log LF/HFのROC曲線のAUCはそれぞれ0.66、0.70であり、重度の拡張障害を見分ける上で心拍変動解析が有用な可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
歯科麻酔学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年高齢者において、左室が硬くて広がりにくい(拡張障害)ため、左室駆出率は保たれているが心不全症状を呈する患者が増加している。申請者は、口腔外科手術後1週間以内に介入を要した異常高血圧、虚血性心電図異常や血圧低下を呈した患者の術前リスクとして、左室拡張障害があることを初めて見出した。しかし、左室拡張能を知るには心エコー図検査を実施しなければならず、歯科を受診する高齢者が増加するなかで、全ての患者を循環器専門医にコンサルトすることは現実的でない。申請者は、左室拡張能が低下した患者を心拍変動解析のパラメータ群から推測する方法を見出し、歯科患者の安全性の向上に寄与できる可能性がある。
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