研究成果の概要 |
軟骨細胞に機械的刺激を付加した場合、FK506はANGPTL2, COX2, IL1-β, MMP3, MMP13, Adamts5の遺伝子発現を抑制した。またp-ERK, p-P50, p-Akt, p-P38, p-JNKタンパク発現は亢進しFK506の添加により抑制された。過度な機械的刺激によってNFATC1,3,4の発現は有意に亢進、NFATC2の発現は抑制された。FK506はNFATC3の脱リン酸化を抑制していると考える。次にラットTMJ-OAモデルを使用しFK506の変形性顎関節症の抑制効果を検討した。0.32㎎/kgの濃度で筋注にて検討を行ったが炎症の抑制効果が認められなかった。
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