研究課題/領域番号 |
19K10509
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 (2021-2023) 京都大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
関 知嗣 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (30837894)
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研究分担者 |
川上 浩司 京都大学, 医学研究科, 教授 (70422318)
古川 壽亮 京都大学, 医学研究科, 教授 (90275123)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | ランダム化比較試験 / Electronic Health Record / 気分障害 / 循環器内科 |
研究成果の概要 |
我々は電子カルテなどの医療情報(Electronic Health Record: EHR)を利用して、ランダム化比較試験における対象者のスクリーニング、ランダム化、介入およびデータ収集を自動化することで効率的かつ低コストでの実施を可能にする、EHR-nested pragmatic RCTシステムを開発し、リチウム血中濃度のモニタリングにおけるリマインダ―の有効性を評価する単施設非盲検並行群間ランダム化比較試験を実施した。本介入は、主要アウトカムである血清リチウム濃度の目標血中濃度の達成を増加させなかった一方、重要な副次的アウトカムである血清リチウムのモニタリング回数を増加させた。
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自由記述の分野 |
臨床疫学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
EHRを用いたリマインドという比較的単純で安価な介入は、血清リチウム濃度の目標血中濃度の達成を増加させなかったが、一方で血清リチウムのモニタリング回数を有意に増加させた。本介入はリチウム維持療法を受けている気分障害を有する成人患者の診療の質を改善するのに有用であり、他の課題にも応用できる可能性がある。また循環器内科領域において実施した複数の予備的研究をもとに、今後循環器内科領域でも同様のpragmatic RCTの実施を予定している。
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