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2023 年度 研究成果報告書

健康診断における主観的健康観の新しい活用~二次健診受診率との関連

研究課題

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研究課題/領域番号 19K10650
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
研究機関国立研究開発法人国立がん研究センター (2020-2023)
名古屋市立大学 (2019)

研究代表者

細野 覚代  国立研究開発法人国立がん研究センター, がん対策研究所, 室長 (80402600)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード主観的健康観 / 主観的幸福感 / パーソナリティ特性 / がん検診
研究成果の概要

48-53歳の女性144名を対象に乳がん検診と子宮頸がん検診の受診状況、主観的健康観、主観的幸福感、がんのリスク認知、パーソナリティ特性の主要5因子との関連について自記式質問票調査を行い、検討した。
がん検診受診別に主観的健康観の程度を比較したが有意差はなかった。主観的幸福感とがんに対するリスク認知も同様の結果であった。パーソナリティ特性の主要5因子 (外向性、協調性、勤勉性、神経質、開放性) の下位得点と乳がん検診・子宮頸がん検診受診を比較したところ、いずれの項目も統計学的な有意差はなかった。日本人におけるこれらの因子と健康行動との関連についてさらなる基礎的検討が必要である。

自由記述の分野

公衆衛生学

研究成果の学術的意義や社会的意義

先行研究では健康行動改善のために主観的健康観やパーソナリティ特性を活用した介入プログラムの開発の可能性について言及されている。
本調査は日本において主観的健康観・主観的幸福感・パーソナリティ特性とがん検診受診との関連を検討した初めての研究である。いずれの因子においても乳がん検診・子宮頸がん検診受診状況に有意差はなかった。以上の結果から日本人におけるこれらの因子と健康行動との関連についてさらなる基礎的検討が必要であると考えられた。

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公開日: 2025-01-30  

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