研究課題/領域番号 |
19K10722
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
|
研究機関 | 東京医療学院大学 (2023) 西武文理大学 (2022) 目白大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
伊藤 まゆみ 東京医療学院大学, 保健医療学部, 教授 (70316636)
|
研究分担者 |
金子 多喜子 杏林大学, 保健学部, 教授 (60583911)
関谷 大輝 東京成徳大学, 応用心理学部, 准教授 (80619213)
上田 佳余子 目白大学, 看護学部, 専任講師 (10770018)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | キャリアレジリエンス / 職業キャリア成熟 / 職業的アイデンティティ / 看護師 / キャリアレジリエンス獲得支援 / ストレス対処 / キャリア展望 / プログラム開発 |
研究成果の概要 |
研究目的は看護師キャリアレジリエンス獲得支援プログラムを開発し,キャリアレジリエンスの獲得がキャリア成熟と職業的アイデンティティに及ぼす効果を検証することである。対象は病院勤務の看護師である。プログラムはキャリア展望とキャリア発達過程で遭遇するストレス対処法で構成,You Tubeとテキストで自己学習する。実験は実験条件(介入群と統制群の被験者間計画)と測定時期(介入前,介入直後,介入後1か月の被験者内計画)の混合計画でWeb調査で効果を測定した。その結果,キャリアレジリエンスの「新奇性・興味関心の多様性」や「未来志向」で効果があったが,キャリア成熟や職業的アイデンティティへの効果はなかった。
|
自由記述の分野 |
基礎看護学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
対人援助職におけるキャリアレジリエンスに関する調査研究は増加傾向にある。一方でキャリアレジリエンス獲得支援のためのプログラムの開発やその効果を実践場面で検証することは不足している。本研究はコロナ禍という局面において,病院勤務の看護師を対象にWeb上でキャリアレジリエンス獲得支援プログラムを実施し,その効果をWeb調査で確認した。その効果としてキャリアレジリエンスが部分的に高まることが確認できた。また,手続き上の課題も明らかになった。これらの知見は,今後のキャリアレジリエンスの実証的研究を進展させるうえで学術的な意義があり,看護師のキャリア発達のための継続教育にも貴重な資料を提供すると考える。
|