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2023 年度 実績報告書

社会人経験看護師の強みを活かし職場適応を支援する卒前・卒後研修プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K10725
研究機関東京医療保健大学

研究代表者

宮本 千津子  東京医療保健大学, 看護学部, 教授 (50209946)

研究分担者 末永 由理  東京医療保健大学, 医療保健学部, 教授 (10279838)
安藤 瑞穂  東京医療保健大学, 看護学部, 准教授 (40434435)
大西 淳子  東京医療保健大学, 看護学部, 講師 (50719276)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード社会人経験看護師 / 職業的社会化 / 職場適応 / 人材活用 / 人材育成
研究実績の概要

本研究では,ある職業に就いたのちに異業種である看護職へと転向をした看護師,いわゆる社会人経験をもつ新人看護師が,職場適応できず離職に至りやすい現状に対し,社会人経験新人看護師は前職での経験を「強み」としてもつが,その一方で看護師としての就業が「改めての職業的社会化」であるという点に着目した調査を行い,これをもとに職場適応を促進する研修プログラムを開発することを目的とした。covid-19拡大により研究実施が滞った状況があったが,最終的に2つの調査と文献探索を行い,以下の結果を得た。
1.社会人経験新人看護師を直接指導した経験を持つ看護師に対するインタビュー調査から,指導者が社会人経験看護師の特徴を捉え,戸惑いに気づいて,自ら工夫した指導を行うとともに,社会人経験看護師に関わる他のスタッフを支援していることがわかった。
2.社会人経験をもつ新人看護師に対するインタビューから,社会人経験看護師の職場適応に影響する経験と自分なりの対応,これらや前職との比較を通した現場看護・支援体制のとらえ方と,期待する支援を明らかにできた。
3.社会人経験看護師に関する日本の文献を2013年から2023年について検索した結果,最終的に23件の原著論文が抽出され,社会人経験看護師自身および看護管理者等の支援者のいずれもが職場適応において困難を抱いているが,これを支援する具体的な方法は提案にとどまり,課題として残されていることがわかった。
これらから本研究の前提とした推定は裏付けられるとともに,「改めての職業的社会化」の様相,およびこれを推進・阻害する要因を考察することができた。しかしcovid-19拡大への対応により,職場適応を推進するプログラムについては提言にとどまり,実証するには至らなかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 社会人経験看護師の職場適応とその支援に関する研究2024

    • 著者名/発表者名
      宮本千津子
    • 学会等名
      日本看護管理学会

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公開日: 2024-12-25  

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