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2023 年度 研究成果報告書

高齢血液透析患者の唾液分泌促進と口腔内衛生改善に向けた口腔ケアプログラムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K10777
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関下関市立大学 (2023)
福岡県立大学 (2019-2022)

研究代表者

古庄 夏香  下関市立大学, 新学部設置準備室, 准教授 (70412690)

研究分担者 前田 ひとみ  熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 教授 (90183607)
岩崎 正則  北海道大学, 歯学研究院, 教授 (80584614)
粟野 秀慈  九州歯科大学, 歯学部, 教授 (20301442)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード血液透析患者 / 口腔乾燥 / 口腔ケア / QOL / 介入研究
研究成果の概要

実態調査では,介入前の口腔内関連データ,栄養関連データ,健康関連QOLの調査を行い,口腔粘膜水分量や口腔乾燥の自覚は健常者の平均よりも乾燥状態にあり,栄養状態や健康関連QOLが低いことが明らかになった。
口腔ケアプログラムの開発は,実態調査の結果から唾液分泌を促すプログラムを目指し,医療従事者が透析中に行い透析時間を有効活用し,かつ確実に介入が行える内容とした。介入の結果,口腔乾燥感の改善,栄養関連データの改善,口腔内の出血や炎症の改善,口腔内細菌数の減少,口腔乾燥改善による水分摂取量の減少,食事のしやすさを感じる傾向が明らかになった。さらに,患者の口腔ケアに対する意識や行動変容が見られた。

自由記述の分野

基礎看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本プログラムは医療従事者が透析中に行うものであるため,確実に患者にケアが提供でき,さらに,患者の口腔ケアに対する行動変容や意識の変化も確認できたことで,透析看護領域における新たな看護介入の方向性を示すことができた。
透析患者は唾液分泌機能の低下や透析療法による対水分量の減少により口腔内は乾燥状態にあるが,本プログラムを実施することで口腔乾燥感の改善,口腔衛生状態の改善,栄養関連データの改善につながる可能性が示された。

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公開日: 2025-01-30  

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