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2019 年度 実施状況報告書

小規模病院の連携で創る中山間地域の看護師の継続教育プログラムとその評価

研究課題

研究課題/領域番号 19K10806
研究機関新見公立大学

研究代表者

木下 香織  新見公立大学, 健康科学部, 教授(移行) (30270010)

研究分担者 山本 智恵子  新見公立大学, 健康科学部, 講師(移行) (60591576)
真壁 五月  新見公立大学, 健康科学部, 講師(移行) (90274050)
安田 陽子  新見公立大学, 健康科学部, 講師(移行) (80813625)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード継続教育 / 看護師 / 中山間地域 / 小規模病院
研究実績の概要

2019年度は、大学近隣の小規模病院の看護師とともに、「中山間地域継続教育プログラム」のプロジェクトチームを編成し、11月から毎月1回、計5回の検討会を開催してきた。
プロジェクトチームは、市内4つの病院から看護管理や実習指導を担う各々2~3人の看護師、大学教員4人の計14人で構成している。検討会では、プロジェクトチームの活動目的と活動の方向性の共有をおこない、新人看護師を対象としたクリニカルラダー(新見版クリニカルラダー)とそれに基づく具体的なプログラムの作成を目標とすることを確認した。
4病院での新人看護師や中途採用看護師の採用状況が異なるため、クリニカルラダーの作成に先立ち、各病院での研修等の実施状況の把握を行うこととした。厚生労働省の「新人看護職員研修ガイドライン」の看護技術の到達目標の項目に沿って、4病院で実施している研修等の内容と方法を確認し、市内での継続教育体制の現状の把握を行った。4病院ともにほとんどの項目に関する研修をOn the Job Training(以下、OJTとする)で実施していることがわかった。そこで、「新人看護師を新見市の医療・看護を支える人材に育成するために必要な力」の明確化のための検討に着手したところである。
2020年度4月に市内に5人の新人看護師の就職が決定したことを受けて、新年度にプロジェクトチーム主催の新人看護師交流会の開催に向けた計画を検討した。
本研究課題の申請に向けて実施していた調査のうち、在宅看護・高齢者施設における調査についての研究結果を公表し、調査に協力を得られた施設への報告をおこなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

プロジェクトチームの編成時期が11月と遅れたため、2019年度に開催した会議が5回にとどまった。加えて、年度末にかけて、新型コロナウイルス感染拡大の予防のため、検討会の開催が難しくなり、2020年3月の検討会はメール会議で開催した。

今後の研究の推進方策

新見版クリニカルラダーとそれに基づく具体的な教育プログラムを作成し、実施可能な内容のモデル事業を考案、2020年度新人看護師および卒後2~3年目の看護師を対象に実施する。新型コロナウイルス感染拡大防止に配慮しながら、新人看護師の交流を図る機会をつくる。新型コロナウイルス感染拡大予防のため、対面での検討会や交流会の開催が困難な場合は、インターネット会議の活用などをおこなう。
継続教育プログラムの汎用性向上のための調査についても、新型コロナウイルス感染拡大の状況をみながら、医療機関への調査依頼を行う。
上記より、中山間地域のジェネラリストナースに求められる力、知識・技術を明らかにすること、それをどのような方法で育成するのかについて検討していく。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、発表のエントリーをしていた学会がWeb開催となったため、旅費の使用がなかった。また、実施予定だった調査が未実施のため、印刷費や通信費の使用がなかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 中山間地域の医療機関等における看護職の日常看護実践で直面する問題と継続教育の課題(第4報)2019

    • 著者名/発表者名
      木下香織 山本智恵子 真壁五月 安田陽子
    • 雑誌名

      新見公立大学紀要

      巻: 40 ページ: 89-96

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 中山間地域の医療・福祉施設に勤務する看護師の日常看護実践で直面する問題と継続教育の課題2020

    • 著者名/発表者名
      木下香織 真壁五月 山本智恵子 安田陽子
    • 学会等名
      日本看護研究学会中国・四国地方会 第33回学術集会

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公開日: 2021-01-27  

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