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2021 年度 実施状況報告書

低出生体重児のFamilyConfidenceを育成する看護介入プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K11012
研究機関高知県立大学

研究代表者

岩崎 順子  高知県立大学, 看護学部, 講師 (90584326)

研究分担者 中野 綾美  高知県立大学, 看護学部, 教授 (90172361)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードFamily Confidence / 低出生体重児を抱える家族 / 看護介入
研究実績の概要

本研究では、低出生体重児を抱える家族のFamily Confidenceを育成する看護プログラムを開発し、その有効性を明らかにすることを目的に研究に取り組む。
本年度は、新たに開発したFamily Confidence Questionnaireを用いて、低出生体重児を抱える家族と正出生体重を抱える家族を対象にアンケート調査を行った。結果、低出生体重児を抱える家族28人、正出生体重児を抱える家族43人より回答が得られた(回収率20.9%、有効回答率97.3%)。低出生体重児を抱える家族と正出生体重児を抱える家族間でのFamily Confidence Questionnaireの得点間の比較において有意な差はみられず、低出生体重児を抱える家族は、家族のもつ力であるFamily Confidenceについて正出生体重児を抱える家族と同様に発揮していること示唆された。
また、低出生体重児を抱える家族をケアしている看護職者8名にFamily Confidenceを高める看護についてインタビュー調査を行った。看護者は母親を中心としながら、家族を巻き込み家族の力を高めるための意図的な看護介入を行っていた。更に分析を進め、アンケート結果での低出生体重児を抱える家族のFamily Confidenceの特徴をふまえた、低出生体重児を抱える家族のFamily Confidenceを育成する看護プログラムを開発予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初予定していた低出生体重児を抱え出生後1年6ヶ月までの家族20組程度のインタビューが、コロナ禍の状況の中で困難であり、研究計画について再度見直し変更を行った。低出生体重児を抱える家族に対してインタビュー方法から質問紙法へと変更を行うと共に、合わせて低出生体重児を抱える家族へのFamily Confidence を高める看護ケアに携わっている看護職者へのインタビューの実施を行い、分析を進めている。

今後の研究の推進方策

現在、低出生体重児を抱える家族へのFamily Confidence を高める看護ケアのインタビュー結果に関する分析を進めている低出生体重児を抱える家族のFamily Confidence 特徴をふまえ、低出生体重児を抱える家族のFamily Confidenceを育成する看護プログラムを作成していく。作成したプログラムを周産期・地域看護領域の専門家4~5名にスーパーバイズをうけるとともに、実践の看護師・助産師・保健師から感染対策を考慮した方法でのフォーカスグループ法(5~6名で2回程度)を用いて内容について意見を頂き、内容妥当性の検証を行っていく。

次年度使用額が生じた理由

本年度、研究方法の変更等により、旅費、人件費等の支出がなかった。次年度は、コロナ禍の状況に配慮した上での、フォーカスグループインタビューの実施、研究成果の発表などを行ってい

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公開日: 2022-12-28  

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