新生児の皮膚は外部環境の影響を受けやすいため、日々の生活の中で新生児一人ひとりの皮膚状態に応じたケアを行うことが皮膚バリア機能を良好に保つためには不可欠である。適切なスキンケア実施のためには、誰でも正確に皮膚状態が把握できるツールが必要である。そこで本研究では、新生児の皮膚画像データと皮膚状態を示すパラメーターとの関連について解析し、画像を用いた新たな新生児の皮膚評価ツールの開発を試みた。 その結果、皮膚画像から皮膚状態の良否について分類できる可能性が示唆された。また、光(色)の波長別浸透性に着目し検討することで、画像からも乾燥と発赤の2つの皮膚症状について表現できることが示された。
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