背部温罨法が非妊娠・非授乳期の女性および褥婦のストレスと乳房に及ぼす効果について明らかにすることを目的とし,仮説1:背部温罨法によりストレスが緩和される.仮説2:背部温罨法により乳房内の血液循環が促進される.という仮説の検証に取り組んだ. 第一段階として、非妊娠・非授乳期の健康な女性を対象とし、同一被験者へ背部温罨法と仰臥位安静を実施するクロスオーバー法を用いた比較試験を行った。第二段階として、産褥入院中の褥婦を対象とし、背部温罨法がストレスおよび乳房に及ぼす影響について検証した。結果、背部温罨法は非妊娠期・非授乳期女性および褥婦を快の状態に導き、実施後の乳房血流を促進することが示唆された.
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