研究課題/領域番号 |
19K11122
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 大東文化大学 |
研究代表者 |
伊藤 直子 大東文化大学, スポーツ健康科学部, 教授 (10448623)
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研究分担者 |
渡辺 修一郎 桜美林大学, 健康福祉学群, 教授 (20230964)
森田 恵子 大東文化大学, スポーツ健康科学部, 教授 (60369345)
井上 智代 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (80621763)
阿部 祐美子 大東文化大学, スポーツ健康科学部, 助手 (20867692)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 口腔機能向上 / 呼気筋トレーニング / 在宅高齢者 / 誤嚥性肺炎予防 |
研究成果の概要 |
本研究は、在宅で暮らす高齢者へ実践可能な在宅EMST(expiratory muscle strength training:呼気筋トレーニング)を実施し、その効果と課題を検討することを目指した。地域で暮らしている高齢者を対象とするため、サービス付き高齢者向け住宅へ依頼を行い、施設スタッフと連携しながら対象者の対応や安全に配慮した。トレーニング介入群12名、対照群15名を比較した結果、3回唾液嚥下時間において有意な差がみられた。介入群の方が嚥下に要する機能の低下が進行していなかった。 地域在住高齢者の在宅におけるEMSTが口腔機能の維持に関連することが示唆された。
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自由記述の分野 |
老年学、地域・在宅看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
呼気筋トレーニング(expiratory muscle strength training:EMST)は、誤嚥を予防するための咳嗽力の強化と嚥下機能の強化も同時に行うことができる複合的なプログラムであることがこれまでの知見で得られており,高齢者に望ましいプログラムと考える。 本研究では,在宅においてEMSTのプログラムを実施し、地域在宅で暮らす高齢者においても実践可能なトレーニングプログラムであることや、機能低下が顕在化する前の早期からの介入による一次予防としての口腔機能の維持・向上につながるプログラムであると考えられた。
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