研究課題/領域番号 |
19K11150
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研究機関 | 北海道科学大学 |
研究代表者 |
林 裕子 北海道科学大学, 保健医療学部, 教授 (40336409)
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研究分担者 |
日高 紀久江 筑波大学, 医学医療系, 教授 (00361353)
大内 潤子 北海道科学大学, 保健医療学部, 准教授 (00571085)
福良 薫 北海道科学大学, 保健医療学部, 教授 (30299713)
宮田 久美子 北海道科学大学, 保健医療学部, 准教授 (60736099)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 廃用症候群高齢者 / 生活行動 / 看護 |
研究実績の概要 |
本研究は,長期臥床や低運動により関節拘縮をきたした高齢者に対し,関節拘縮の軽減を目指し,部分的であっても自らADLが可能になるための看護方法について,実践事例を集約し学際的に検討し,廃用症候群高齢者への看護モデル(図)を構築することを目的としている。 本目的を達成するために、協力病院が必要である。研究者在住地域に1施設の協力があり、研究調整を実施している。また、研究者在住地域より離れた地域の施設の協力に関して、連絡調整中であった。しかし、2019年12月からのCOVID-19の感染予防のため、協力依頼が進まない状況にある。また、1施設である協力病院においては、二次データ利用において、施設内スタッフと協力を得ながら、事例分析を進めている状況である。 現在において、2次データを利用できているのは、2事例のみである。 2事例の分析においては、対象者のアセスメントから、座位姿勢ができるための介入方法の模索や身体に負荷がかからない介入とその介入時間や期間などの工夫が必要であることが、共通した。また、リハビリテーションの要素をもつ看護の周知も重要であることが共通事項としてあった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究において、施設の協力は重要である。しかし、この度のCOVID-19の感染予防の対応のため、協力依頼が進まない状態にある。
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今後の研究の推進方策 |
この度のCOVID-19の感染予防のために、施設協力が困難状況があるが、得られているデータと、協力施設の地域的状況を踏まえながら、事例分析から「ケアの構造」「ケアの過程」「成果」を明らかにしていく予定である。また、インターネットを利用した情報収集の方法なども視野に入れて、進めていくことの検討も必要と思われる。
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次年度使用額が生じた理由 |
2019年度では、施設協力の依頼に時間を要し、直接の依頼日が2020年1月から3月を予定していたため、旅費と人件費の使用の必要性が生じなかった。 2020年度においては、協力依頼を積極的に実施し、二次データの獲得を目指す予定である。
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