研究課題/領域番号 |
19K11166
|
研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
三好 陽子 鳥取大学, 医学部, 准教授 (80746967)
|
研究分担者 |
山本 美輪 香川大学, 医学部, 教授 (70353034)
吉岡 伸一 鳥取大学, 医学部, 教授 (00191544) [辞退]
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
|
キーワード | 安全運転相談員 / 高齢者 / 自動車運転 / 運転免許返納 / 意思決定支援 / 相談スキル |
研究実績の概要 |
今年度は、参加者11人のインタビュー結果から得られたテキストデータについて、2021年度に明らかとなった「8つの相談スキル」の転用可能性について検証した。これらの研究結果には類似性があり8つの相談スキルは、転用可能性があることを示唆していた。 今後実用化やコホート研究に貢献する可能性がある。 さらに、これらの相談スキルは安全運転相談員の育成やトレーニングに組み込むことができる。運転相談員の経験年数に関わらず、一律かつ的確な介入を行うことで、高齢運転者の免許証自主返納の意思決定を支援することに役立つだろう。8つの相談スキルは、将来、地域住民の安全・安心な暮らしを支えることが期待できる。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナ感染拡大防止のため、他県との往来ができないなど対面でのインタビュー調査を見合わせた期間があったため、2022年度の時点でインタビュー実施が遅れていた。対面を電話やEメールインタビューに切り替え対応してきた。海外渡航ができない期間があり、研究成果を国際学会で発表できなかったため、学術雑誌への投稿が遅れた。パンデミックによる研究計画の経年的な遅れが本研究課題の計画実施が「やや遅れている」理由である。
|
今後の研究の推進方策 |
全ての研究データが揃ったため、学術雑誌に英文投稿し現在査読を受けている。今後原著論文として掲載される予定で準備を進めている。
|
次年度使用額が生じた理由 |
学術雑誌投稿が遅延したこと、予想外に査読に時間がかかったことによって、今年度は掲載決定に至らず雑誌掲載料が発生しなかったため、次年度の繰越すことになった。
|