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2022 年度 研究成果報告書

高齢者施設における災害時を想定した食事提供訓練を通じた備蓄内容と人員計画の見直し

研究課題

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研究課題/領域番号 19K11190
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

須藤 紀子  お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (40280755)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード給食 / BCP / 高齢者施設
研究成果の概要

「書き込み式高齢者施設における非常時給食マニュアル作成の手引き」と場面ごとにとるべき行動を端的に示した「食事提供訓練用アクションカード」を作成し,地震や水害を経験した熊本県内の高齢者施設の管理栄養士・栄養士から質問紙調査による評価を受けた。手引きでは全体を通して,アクションカードではフローチャート形式や場面ごとにまとめた対策について,見やすく使いやすい等の意見が多く見られた。一方で,施設のスペースや予算が確保できないために,職員用非常食の備蓄や非常食の備蓄量の増加は難しいという課題や,施設側や給食受託業者との検討が必要であり,マニュアルの作成と導入には時間を要するといった課題も明らかとなった。

自由記述の分野

公衆栄養学

研究成果の学術的意義や社会的意義

給食BCP(事業継続計画)は,地域継続の観点からも非常に重要な機能を担い,サービスを止めないよう継続させ,もし止まっても,目標とする時間内にいち早く正常な状態に復旧させるために必要なものである。その備えのためにも,本研究の成果物である書籍「福祉施設・病院等における給食BCP導入の手引き」を参考に給食BCP の作成に取り組んでもらうことで,1日3食提供できなくなることや食事内容の乏しさによる病状の悪化や災害関連死を防止することにつながる。

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公開日: 2024-01-30  

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