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2023 年度 研究成果報告書

脳卒中患者の麻痺側上肢の鉛直運動ロボットの開発と臨床効果

研究課題

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研究課題/領域番号 19K11399
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関藤田医科大学

研究代表者

宮坂 裕之  藤田医科大学, 保健衛生学部, 研究員 (00440686)

研究分担者 岡崎 英人  藤田医科大学, 医学部, 准教授 (30410707)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード上肢リハビリテーション支援ロボット / 脳卒中 / 上肢機能 / 鉛直運動
研究成果の概要

Feasibilityの検討では、回復期脳卒中患者9名に対し、Shoulder Movement Asisting RoboT(SMART)を用いて運動機能改善効果と安全性について検討した。Fugl-Meyer Assessment(FMA)の上肢合計スコアは15.6から19.1に改善し、肩関節の疼痛を発生した患者はなく安全性においても問題がなかった。
SMART群と対称群のRCTでは、FMA合計点の利得がSMART群8.3点、対照群6.3点であり、有意差は見られなかった。肩関節屈曲の自動運動角度の利得はSMART群23.0度、対照群9.3度であり、SMART群で有意に改善した(p<0.05)。

自由記述の分野

Rehabilitation

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で開発した上肢リハビリテーション支援ロボット(上肢リハ支援ロボット)であるSMARTが臨床に役立つ可能性が示された。特に鉛直方向の運動を行う上肢リハ支援ロボットの報告は少なく、本邦では研究実績がほとんどない。また、対象者の運動機能の程度に合わせて運動範囲、負荷量を調整できるため、麻痺の重症度を問わず使用でき、使用者の適用範囲が広く、汎用性が高い機器であると考えられる。
回復期の患者を対象とした無作為化比較試験が少なく、鉛直方向の運動が行える上肢リハ支援ロボットを対象とした報告は少なく、本研究で開発した上肢リハ支援ロボットがリハビリテーションの一手法として臨床応用できることが示された。

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公開日: 2025-01-30  

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