糖尿病(高血糖)モデル、加齢モデルを作成し関節構成体を病理組織学的に検討した。血糖ラット群の血糖値は全て600mg/dl以上であった。α-SMAに陽性を示す細胞の数はSTZ投与群では4.0±2.1個であり、対照群では3.7±1.4個でありSTZ投与群と対照群において有意差は認められなかった。 加齢ラット膝蓋下脂肪体中の線維組織は平均85.5±2.6%、対照群では平均67.2±12.9%であり加齢群で有意に増加していた。後部関節包では筋線維芽細胞と考えられる細胞は対照群に対し加齢群では有意に少なく関節可動域は加齢群で有意に伸展制限が見られた。加齢群の関節包は関節包の肥厚、線維の密生化が観察された。
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