研究課題
基盤研究(C)
本研究は、小学生(87名)を対象に身体活動量を縦断的(2019年~23年)に調査し、中高強度身体活動(MVPA)を評価した。業間休憩および昼休みにおける歩数は、学年による有意な減少傾向が認められた。学校内における歩数・MVPAは学年が上がるにつれ低下傾向は認められなかった。一方、業間休憩、給食・昼休みにおける歩数・MVPAは学年が上がるにつれ減少する傾向が認められ、学校内身体活動量は女子より男子で相対的に強くトラッキングすることが示された。
子どもの健康増進科学
小学生を対象に、身体活動量を同じ対象者で経年的に追跡した研究報告は少なく、歩数・MVPAを指標とした身体活動の測度から子どもの発育発達をとらえる上で、経年的な追跡調査による検討は学術的・社会的意義が大きい。