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2023 年度 研究成果報告書

体力測定データを用いた疾病予防のための新規予防法開発に向けた疫学研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K11591
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59030:体育および身体教育学関連
研究機関駿河台大学 (2021-2023)
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 (2019-2020)

研究代表者

丸藤 祐子  駿河台大学, スポーツ科学部, 准教授 (60613932)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード体力 / 疾病予防 / 柔軟性
研究成果の概要

柔軟性と生活習慣病リスクとの関連を調査することを目的とした。性・年代別に立位体前屈の測定値から、柔軟性が「低い群」、「やや低い群」、「やや高い群」、「高い群」に群分けされた。高血圧発症の有無を目的変数とし、年齢、BMI、性別、運動習慣、喫煙習慣、飲酒習慣を説明変数として、Cox比例ハザードモデルを用いて分析した。柔軟性が高いほど、高血圧発症リスクが低く、最も低い群と比較すると、最も高い群では17%高血圧発症リスクが低かった。文献レビューの結果、柔軟性の測定方法や定義などについては課題が残されていた。柔軟性が向上すると動脈スティフネスや高血圧は改善するのかについて、検討がさらなる必要である。

自由記述の分野

スポーツ科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

全身持久力・筋力・柔軟性は体力の主要な構成要素である。全身持久力や筋力は、健康関連体力として重要視され、これまでに多くの先行研究によって疾病発症との関連が報告されている。一方で、柔軟性については、全身持久力や筋力といった体力ほど重要視されてこなかった。高齢化や疾病構造の変化が加速する日本においては、大きなエネルギー消費を必要としない体力も、日常生活を営むために必要な生活体力として、今後より推奨すべき体力であると考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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