研究課題/領域番号 |
19K11649
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 千葉工業大学 |
研究代表者 |
金田 晃一 千葉工業大学, 先進工学部, 教授 (10534589)
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研究分担者 |
速水 達也 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 准教授 (50551123)
佐藤 大輔 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (60544393)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 水中環境 / 再現性 / 動作 / 姿勢 / 筋活動 |
研究成果の概要 |
本研究は,自身がイメージした動作を水中環境でどの程度再現できるのかを明らかにすることを目的とした.実験1では自身がイメージした肘関節屈曲角度の再現課題,実験2では陸上環境で直前に記憶した肘関節屈曲角度の再現課題を,水中環境と陸上環境で実施した.その結果,水中環境では自身がイメージした肘関節屈曲角度をやや小さく見積もり,主動筋の筋活動量の減少と主動筋と拮抗筋のバランスが変化することが原因として考えられた.また,陸上環境で直前に記憶した肘関節屈曲角度は水中環境ではやや小さく見積もる傾向も見られた.以上より,水中環境での運動では自身のイメージより大きな身体動作を意識することが重要であると考えられた.
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自由記述の分野 |
応用健康科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水中環境での運動は健康増進やリハビリテーションでも用いられるが,身体機能や身体動作の維持・改善や再獲得を目的とする際は,目的とする身体動作を水中環境でどの程度再現できるのかが重要な要素の1つである.本研究では,水中環境では自身の身体動作イメージや陸上環境で記憶した身体動作をやや小さく見積もる傾向が見られた.従って,水中環境で運動を行う場合は身体動作を意識的に大きく行うことが重要であると考えられる.また,身体動作の制御では筋の協調が重要な要素の1つである.本研究では,水中環境で特異な主動筋と拮抗筋の協調作用が認められた.従って,身体動作の制御機能を解明するための一助となることが考えられる.
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