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2021 年度 研究成果報告書

ABC輸送体遺伝子欠損動物を基盤に展開する「運動器の成長・老化メカニズムの解析」

研究課題

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研究課題/領域番号 19K11678
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関中部大学

研究代表者

中川 大  中部大学, 応用生物学部, 准教授 (40397039)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードABC輸送体 / 骨 / 筋肉 / 脂肪
研究成果の概要

本申請課題では、Abca1, Abcb4, Abcc5遺伝子を独立して欠損したマウス3系統を対象にして、骨・筋肉・脂肪に対する各遺伝子の影響を評価した。その結果、野生型マウスと比してAbca1遺伝子欠損マウスおよびAbcc5遺伝子欠損マウスの骨長が有意に短いことを見出した。また、野生型マウスと比してAbca1遺伝子欠損マウスおよびAbcc5遺伝子欠損マウスの脂肪重量および筋肉重量が有意に少ないことを見出した。一方、Abcb4遺伝子の欠損に起因する影響は、骨・筋肉・脂肪に認められなかった。

自由記述の分野

ABC輸送体学、細胞工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、「ABC輸送体は、運動器の成長/機能を体内で調節している」という独自の仮説に基づいた研究を進展させ、「運動器の成長/老化」・「ABC輸送体」・「栄養/シグナル伝達因子」の連関を分子レベルで理解することを目指している。
本研究の完成は、「発育不良」や「運動器障害」を導く分子機構の熟知に加え、「発育不良」や「要支援・要介護・寝たきり」の個人差予測、食事・栄養補助療法の考案へと我々を導く。したがって、本申請課題は、「橋渡し研究」への発展を左右する基礎研究としても大きな価値がある。

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公開日: 2023-01-30  

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