マウスに高脂肪食投与、あるいは過剰スクロース投与によって概日リズム障害を生じさせると、肝臓、白色脂肪組織、褐色脂肪組織、それぞれにおいて時計遺伝子の発現リズムが変化した。その変化は、餌および組織によって異なった。 また、食事誘発性熱産生亢進によりエネルギー消費の増加が期待できるが、PPARαを活性化させるFenofibrateをマウスに投与し、食事誘発性熱産生について調べた結果、FenofibrateはUCP1の発現を増加させ、食事誘発性熱産生を増加させた。また、PPARαを活性化させることで知られる魚油についても同様に調べた結果、食事誘発性熱産生を1.2倍亢進することを明らかにした。
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