研究課題/領域番号 |
19K11799
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
|
研究機関 | 柴田学園大学 |
研究代表者 |
飯泉 恭一 柴田学園大学, 生活創生学部, 准教授 (30439351)
|
研究分担者 |
松本 綾子 順天堂大学, 大学院スポーツ健康科学研究科, 特任助教 (20833825)
川崎 広明 昭和女子大学, 生活科学部, 講師 (40531380)
久保原 禅 順天堂大学, 大学院スポーツ健康科学研究科, 教授 (00221937)
山倉 文幸 順天堂大学, 保健医療学部, 客員教授 (20053358)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 運動 / アレルギー / アトピー性皮膚炎 |
研究成果の概要 |
アレルギー疾患の患者数は増加の傾向を示しており、症状を軽減するための対策・治療法の確立が必要とされている。運動はⅠ型アレルギーを軽減することが示唆されているが、適切な運動の量や時間は十分に明らかにされてはいない。本研究では運動がⅠ型アレルギー疾患を抑制する機序を解明するため、アトピー性皮膚炎の動物モデルを用いて分析を試みた。その結果、1日に3時間の自発的運動を行った群では、対照群に比べてIgE値が低いことが明らかとなった。このことは適度な運動がアトピー性皮膚炎の増悪に抑制効果を持つ可能性があることを示している。
|
自由記述の分野 |
酸化ストレス
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アレルギー疾患患者数は増加の傾向を示している。その中でもアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支喘息などのⅠ型アレルギー疾患は、患者数が多く、直接生命を脅かすことは少ないが生活の質(quality of life:QOL)を大幅に低下させるため、症状を軽減するための対策・治療法が必要とされている。 本研究では、アトピー性皮膚炎のモデル動物を用いて、適度な運動の効果を確認した。その結果、適度な運動を実施した群ではIgE値が対照群よりも低く、アトピー性皮膚炎の増悪を抑制する可能性が明らかとなった。今後この機序の全容が明らかとなれば、効果的な治療法開発に貢献できるものと考えている。
|