研究成果の概要 |
8種のオキシステロール(7α-, 7β-, 4β-, 22S-, 22R-, 24S-, 25-, 27-HC)の一斉分析が可能となった。コレステロールの自動酸化によるオキシステロール生成は、酸素の存在よりも保管温度の影響を強く受けることがわかった。 酸化ステロール濃度はコレステロール濃度と必ずしも相関しないこと、ABCA1欠損とABCA7欠損の効果は同一でないことが明らかになった。同一飼料による飼育下でも、ABCA1, ABCA7発現の有無で腸内フローラパターンや胆汁酸排泄量が異なることから、これらの変異は腸内細菌の生育に影響する胆汁酸の量や組成を変化させている可能性が示された。
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