学術的貢献として、グラフ特に木や直並列グラフや木幅が小さいグラフに関する理論的な展開とアルゴリズムの効率化があげられる。特に木に対しては、グラフの分割と巧みな動的計画法を導入して、FPTアルゴリズムを開発することにも成功した。特に本研究で開発したアルゴリズムは、木やコグラフにおける数多くの組合せ問題に適用可能と思い、効率よいアルゴリズム、FPTアルゴリズムの開発に役に立つと思っている。本研究で得られた成果をまとめた5編の学術論文が発表されている。これらのアルゴリズムの開発で導入された手法は多くの組合せ問題に応用可能であり、理論計算機科学分野の重要な成果である。
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