研究では主としてロボット内における無線通信に関してその提案と評価を行った。ロボットアームやロボットレッグ内の電波伝搬が周波数に大きく依存し、非常に伝搬が困難な周波数が存在することが判明した。実際のロボット内を可能な限り模擬した環境を構築し、よりリアルな環境下での伝搬の様子を取得することに成功した。また、通信方式として多数のチャンネルのダイバーシチ構成やNOMA方式を組み合わせたランダムアクセス方式を提案し、優れた特性であることを示した。IEEEの論文誌や国際会議で採択されたほか、国際会議でBest Presentation Awardを受賞するなど、内外で高い評価を受けた。
|