研究課題
基盤研究(C)
低遅延ネットワークのための簡易な同期技術として、標準電波等を活用した周波数同期技術とネットワークベースの時刻同期技術を併用したシステムについて検討を行った。低コストな発振器を用いた場合においても1ppbのオーダの周波数同期性能を達成できるとともに、3μs程度の時刻精度を実現可能であることを示した。また、基準信号断時のホールドオーバ動作において、温度に基づいた制御を行うことにより、2時間以上同期性能を維持できることを示した。
情報ネットワーク
低遅延ならびに定遅延のネットワークは時間に敏感なサービスを実現するために必要であり、実現のためには端末の高精度な同期が必要となる。本研究では、通常のLANに接続された機器を対象として、標準電波等を活用した周波数同期技術とネットワークベースの時刻同期技術を併用したシステムについて検討を行い、高精度な同期性能を確認するとともに安定動作を実現した。これにより、様々な環境の端末に対する時間に敏感なサービスの適用範囲拡大が期待できる。