研究課題
基盤研究(C)
IoTデバイスの普及により、これらが悪用される場面も増えている。このような状況を改善するために、IoTデバイスの安全性向上が重要である。本研究では、IoTデバイスの課題である計算性能が低いことを克服するために、クラウド等の強力な計算機にセキュリティ機能を委託する方法について研究を行った。この結果、IoTデバイスに負荷をかけずにプログラムの実行状況を取得する方法と、外部委託する方法のそれぞれ一部について解決することができた。しかし、より軽量な方法についての引き続き検討が必要である。
情報工学
IoTデバイスはパソコンやスマートフォンのように高性能な計算能力を持たず、必要最低限の能力だけを持っている。このため、セキュリティ機能を実現する余裕がない。しかし、セキュリティ機能の需要が増している。これらの問題を共に解決する手法が求められている。本申請では、低負荷でIoTデバイスの実行状態を取得しつつ、高性能な計算機でセキュリティ機構を実現する手法の研究を行った。これらは相反する課題であり、この解決は、インターネットをより安全にすることに大きく貢献できる。