IoTの進展に伴い,様々な監視カメラが展開され,膨大なデータが常時,連続入力されている.このようなデータの解析を行うには,まず,対象部分を自動認識し,その上で解析を行うのが効率的である.本研究は,フォグノードで連続的に一次処理を行うフォグコンピューティングの特徴を活用し,深層学習やコンピュータグラフィックス(CG)を活用して効率的な自動認識の仕組みを提案,評価した点に学術的意義がある.また,自動運転の車載カメラや,災害防止用の河川カメラなど,動画からの情報抽出の需要は高まっており,この点で社会的意義がある.
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