音声を対象とした感情認識の研究において,これまでも言語情報と非言語情報を融合した感情認識の検討は様々行われてきたが,最大の問題点は音声認識の性能の低さであった.この性能が低いと正しい言語情報が利用できず,これが融合法のネックとなっていた.本研究ではその問題を克服し,高精度の感情認識を実現した. 音声による感情認識の精度が向上すれば,人間同士の対話に近い人対機械の対話が可能になり,ロボットの活用の幅が広がると考えられる.さらに本技術はコールセンターやメン タルヘルスケアなど音声を使う様々な分野で利用可能と考えられる.
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