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2023 年度 研究成果報告書

不完全情報下での質疑によるエージェントの知識・信念更新:証明論的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K12113
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分61030:知能情報学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

佐野 勝彦  北海道大学, 文学研究院, 教授 (20456809)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード認識論理 / 信念の論理 / 疑問文 / 動的認識論理 / 証明論 / 分散知識
研究成果の概要

情報が完全に得られない状況下でエージェントが質疑を行いながら自身の知識・信念を如何に更新するかを論理的帰結関係を推論単位とする推件計算の観点から研究を行った。質疑を扱う点に関して、疑問文と平叙文を同一設定で扱うinquisitive logicの述語論理拡張の推件計算を整備し、不完全状況下での推論を扱う点については、直観主義論理上の認識論理やその動的拡張の推件計算を整備した。特に、複数エージェントの知識の組み合わせに関わる分散的知識概念について集中的に研究を行った。

自由記述の分野

論理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、不完全情報下で「なぜ」「どうして」といった質疑によってエージェントの知識・信念の更新がどのようになされるかを、疑問文を伴う推論の側面から証明論的に探究し、環境から情報を手に入れながら自律的に動作するロボットの制御、質問により嘘・矛盾を見抜く対話システムの設計に、論理的基盤を与えることに貢献しうる。証明論的手法は、環境について部分的情報しか知り得ない不完全情報下では、モデルの完全記述が必要なモデル理論的手法より利点がある。

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公開日: 2025-01-30  

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