研究課題
基盤研究(C)
高齢化社会において、車椅子の需要が増えている。その車椅子の操作性の向上は、安全と安心な社会の実現に繋がる。本研究は、車椅子に環境認識カメラと車椅子ユーザ顔認識カメラを取り付けて、車椅子ユーザがいつ、どこで、何を見たのかを解析することで、ユーザの意図を読み取り、さらに読み取れた意図に車椅子の移動に生かす視覚インターフェースを構築し、評価と改善を行なった。
ロボットビジョン
目が心の窓であるという諺がある。本研究成果の学術的意義としては、車椅子ユーザの注視点から車椅子ユーザの動きの意図をどのような状況で、どのくらいの精度で推定できるのかを試みた。これからのこのような研究にも参考になると思われる。本研究成果の社会的意義としては、高齢化社会において、高齢者の足の代わりの操作性の高い、使いやすい車椅子の提供は、高齢者の生活の質の向上、安全・安心な生活にもつながると思われる。