研究課題
基盤研究(C)
ドロップアウトするeラーニング学習者は,「eラーニングの学習形態との不適合さ」が主な原因のひとつとされ,コースの早期段階から学習内容の理解度が低いことがわかってきたが,そのための決定的な対策はまだ見出せていないのが現状である.そこで本研究はeラーニング受講中の学習データを収集/分析することで,eラーニングに適した受講中の思考行為を指導するモデルの開発を目的とし,実施した.
学習支援システム
eラーニングに適した思考を促す学習行為指導モデルは,優良な学習者が学習内容の理解を深めるための典型的な振舞いを体現させる教示ルールである.それをeラーニングが不得意な学習者に適用することで,受動的な動画視聴学習に対し能動的に取り組めるようになるため,eラーニングへの満足度の向上とドロップアウト率の低下が期待される.