研究成果の概要 |
ヒドロキシアミノ基を有するBODIPY誘導体(8-(4-((2-(aminooxy)acetamido)methyl)phenyl)-4,4-difluoro-4-bora-3a,4a-diaza-s-indacene)の合成に成功した。この化合物はDNA損傷の一つである脱プリンサイトのデオキシリボースおよびメチル化シチジンの酵素的酸化物である5-formylcytidineと反応し蛍光性物質を容易に生成することがわかった。一方でDNAの参加損傷物である8-oxo-deoxyguanosineやFAPY-dAなどとは反応せず、選択性の高い試薬であることが分かった。
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