研究課題/領域番号 |
19K12562
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
藤井 秀登 明治大学, 商学部, 専任教授 (90308057)
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研究分担者 |
老川 慶喜 立教大学, 名誉教授, 名誉教授 (10168841)
恩田 睦 明治大学, 商学部, 専任准教授 (50610466)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ヘリテージ・ツーリズム / 保存鉄道 / クロノトポス / テーマ環境 / テーマ空間 / 日本の鉄道遺産 / 英国の鉄道遺産 |
研究成果の概要 |
鉄道遺産を活用したヘリテージ・ツーリズムについて、日本と英国で比較した結果、動態保存されている鉄道は、英国のほうが日本よりも質量において勝っていた。特に英国では、ボランティアが保存鉄道の運営に関与しており、観光客だけでなく地域社会においてもその意義が認められていた。確かに日本の鉄道システムの原型は英国から導入されたため、東京駅丸の内駅舎に外観面で関連性がみられる。一方で、日本の廃止された鉄道には、地域における観光資源として動態保存できる可能性が見いだせた。研究課題に対して、観光政策や観光交通政策としてよりも、むしろ関係者による自発的な事業運営が結果的に政策につながっていく点を確認できた。
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自由記述の分野 |
観光学 交通論
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鉄道を利用したヘリテージ・ツーリズムにおいては、鉄道遺産が場所の自然や文化と時間的、空間的に整合性をもっていることが、観光資源としての価値を高める結果、事業に貢献する点を明らかにした。その際、理論的な分析枠組みとして、クロノトポス、テーマ環境とテーマ空間が有用と判断した。クロノトポスとは実在対象を統一された時間と空間として認識する概念である。テーマ環境とは、観光アトラクションの物的、人的な環境を指し、テーマ空間とは、テーマ化することで生み出される象徴的な意味を介して特徴づけられた場所の概念である。これらに留意しながら、場所における鉄道遺産の価値づけを実施すると、地域活性化にもつながる。
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