本研究の学術的意義は、伝統的なマーケティング論においては、買い手と売り手の関係が主に論じられるが、本研究は買い手に加え受け手にも焦点をあてていること、これまで観光土産のブランド認知のメカニズムを考慮したモデルはなく、ブランド認知と消費者関与、訪日経験、消費者属性の関係を考慮したモデルを開発しブランドの分類が可能になったことである。 本研究の社会的意義は、越境ECなどの新たなチャネルの有効性を確認することで、季節変動が大きい観光産業の経済的安定が期待できること、経営資源が限られる地域の観光事業者がグローバルな販路を獲得できることである。
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