研究課題/領域番号 |
19K12750
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
津村 徳道 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00272344)
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研究分担者 |
金井 智恵子 和洋女子大学, 人文学部, 准教授 (00611089)
小川 恵子 金沢大学, 附属病院, 特任准教授 (30514575)
土居 裕和 国士舘大学, 理工学部, 准教授 (40437827)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | バイタル / 非接触 / 情動 |
研究実績の概要 |
乳幼児バイタルモニタリング・ASD早期診断に関する基礎研究を本年度は継続した.これらと並行し, 低照度下でのバイタル・情動センシングを実現する研究開発に取り組んだ.後半からは, 開発した技術を用い, 低照度環境下での乳幼児バイタルモニタリング・ASD早期診断についての研究を開始した.今後,非接触型バイタル・情動センシング技術の小児医療応用に向けた、新たな技術的課題を洗い出した.特に,コロナ禍において重要な法品質な遠隔医療システムの開発を行った.その成果はNHKニュースにおいても取り上げていただいた. 研究開発③:低照度下で機能する非接触型バイタル・情動センシング技術の開発(津村) 安価な高感度カメラを用い, 低照度下で機能する非接触型バイタル・情動センシング技術を実現するための, 信号解析手法を開発した. 臨床試験③:バイタルモニタリングの基礎実験(小川・津村)を行った. 金沢大学附属病院小児科にて,開発した技術のバイタルモニタリングにおける有効性を検証した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2021年度は新型コロナ禍で臨床実験を実施することは困難であったが,基礎研究を主に実施し,技術の開発を行った.また,これまでの臨床実験の結果を解析した結果より,学術論文に発表することができた.
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今後の研究の推進方策 |
臨床実験が後半に再開されることを想定して, 研究開発③:安価な高感度カメラを用い, 低照度下で機能する非接触型バイタル・情動センシング技術を実現するための, 信号解析手法を開発する. 臨床試験③:低照度下での乳幼児バイタルモニタリングの臨床試験(小川・津村) 広島大学附属病院にて, 低照度下で, 臨床試験①と同様の臨床試験を行い, 研究開発③で開発した技術の乳幼児バイタルモニタリングにおける有効性を検証する. 臨床試験④:低照度下でのASD早期診断の臨床試験(金井・土居・津村)
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍において臨床実験を行うことができなかったためなどによる.
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