現在市販されている医用超音波プローブは変形することができず、例えば膝軟骨や指などの固くて湾曲した部位では、プローブと生体の接触面積が小さく、可視化が困難であった。また、乳房などにおいては整体が大きく変形するため、他のモダリティとの比較が困難であった。 今回提案した手法によって、フレキシブルプローブを使用した際の画像の歪みを補正することで、対象部位を正確に観察することの目処が立った。長年大きな変化のなかった超音波プローブにおいて新しい形を提案することができ、今後医用超音波画像診断において新たな用途の創出が期待される。
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