1. 第二次世界大戦までのフランスによる前衛美術の国家購入資料を分析し、その年次変化をまとめた上で、政治・社会の動向との関係について考察した。2. 19-20世紀のレアリスム概念の変化について検討した。3. 1930-80年のフランス前衛美術において、伝統概念や宗教概念がどのような影響を与えていたのかを考察した。4. 1960-80年の英語圏の美術におけるフランス美術・思想の影響について検討した。5. 1970年以降のモダニズム美術史への批判的な応答の中で、モダニズム美術が別の判断基準からその価値と位置付けを捉え直されていくことを明らかにした。
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