本研究は、ウィリアム・シェイクスピアの作品をはじめとする近世イングランド演劇の上演史において、男性登場人物の性的魅力や美に関する考え方はどのように変化してきたのかという問いを探求するものである。2019年度に開始したが、2020年度以降は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、予定していた海外文書館での調査などがほぼ実施できなかった。研究成果としては、期間中に査読論文を4本(うち2本は英語)刊行した他、劇評と研究ノートを1本ずつ、また一般向けの研究成果紹介を含む単著の書籍を1冊刊行した。また、学会発表を6回(うち3回は国際学会)行った。
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