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2021 年度 研究成果報告書

なぜ政府目標は変わらなかったのかー内閣府と厚生労働省に着目してー

研究課題

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研究課題/領域番号 19K13616
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分06010:政治学関連
研究機関広島大学 (2020-2021)
公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構 (2019)

研究代表者

小林 悠太  広島大学, 人間社会科学研究科(社), 助教 (30824263)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード政策調整 / 内閣府 / 行政組織
研究成果の概要

本研究では1990年代以降の中央省庁の変化を追跡し、内閣府の役割を解明した。行政官僚制が分散化していく時代のなかで、政府は新たな政策課題への対応を迫られた。あいまいな組織としての特徴を持つ内閣府の構造は、首相権力の確立に関する役割を内閣官房に奪われていった。しかし柔構造のもとで、政策調整の吸収に一定の役割を果たしたのである。中央省庁再編は、期待した通りの帰結をもたらしたわけではない。しかし政策需要の変化への対応を可能にしたのである。

自由記述の分野

行政学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現代日本の統治構造に大きな影響を与えた中央省庁再編と、その目玉とされた内閣府設置の意義について、政官関係ではなく行政組織や政策調整の立場から異なる視角で検討し、行政改革研究に貢献した。このことは、今後の行政改革を考えるうえで、柔構造組織の役割を検討する際の基礎研究としての社会的意義を持つと考えられる。

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公開日: 2023-01-30  

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