研究課題/領域番号 |
19K13933
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 武庫川女子大学 (2020-2023) 立命館大学 (2019) |
研究代表者 |
黄 テイテイ 武庫川女子大学, 経営学部, 講師 (40815552)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | Information sysytems / Technology affordance / Social affordance / elderly / community system / Social Support Theory |
研究成果の概要 |
今回の研究プロジェクトでは、高齢者の社会生活の向上に取り組んでいる日本をケーススタディとして、質的アプローチと複数ケースデザインを採用しました。具体的には、ICTを活用してコミュニティサポートを強化する四つの事例を分析し、高齢者向けのコミュニティベースの社会支援システムのマトリックスを提案しています。さらに、技術アフォーダンスの理論視点からの二次分析を行い、ICTが可能にするコミュニティベースの社会支援システム内での構造的、資源的、及び心理的な三つの主要なアフォーダンスを詳細に検討し、これらのシステムでのアフォーダンスの概念をより深く理解するための枠組みを提供しました。
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自由記述の分野 |
経営情報論
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、日本における高齢者の社会生活向上を目的として、ICTを活用した社会支援システムの効果を明らかにしました。技術アフォーダンス理論を用いた分析から、システムの構造的、資源的、心理的な側面がどのように相互作用するかを探求し、社会支援システムの効果を深く理解するための新たな枠組みを提供しました。この研究は、高齢者コミュニティの豊かな社会生活を支援するICTの利用可能性と限界を示し、今後の研究と実践における指針となる貴重な知見を提供しています。
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