研究課題
若手研究
本研究では、中国の介護市場に進出した日本式介護の評価指標を開発し、日本式介護の特徴を明らかにした。介護サービスのアウトカムに重点を置く評価指標を開発したが、新型コロナウイルス感染拡大による中国政府の厳格な隔離政策の実施のため、中国の施設での検証が実現できなかった。その代替方法として、日本人責任者へのインタビューを通じて、中国で展開したい自立支援の日本式介護について、どのように取り組んでいるかを明確にした。
社会福祉学 高齢者福祉
本研究の学術的独自性は、国際的に共通するオリジナルな評価測定指標を開発することによって、国際的視点を用いて日本式介護を評価することである。日本式介護の特徴が視覚化されることによって、施設の利用者獲得や意義と価値の共有の課題を克服することができる。その結果として、中国の高齢介護問題の解決に貢献ができると共に、日本の介護事業者の国際事業化推進に対して情報提供ができる。