研究課題/領域番号 |
19K14028
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
伊藤 研一郎 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特任助教 (30805578)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | IoT / 生活支援 / 移動支援 / ヒューマンインタフェース / ユーザビリティ |
研究成果の概要 |
本研究は,住居内の生活支援システムと運転・移動支援システムを繋ぎ外出時の移動中に求められる情報を事前に提供し,移動中は安全な歩行や運転行動を阻害しない情報提供を行う見守りシステムの開発に取り組んだ.一方,住居内の生活支援システムに課題点が多く,住居内の情報を安全・安心に利活用可能な基盤技術が不足していることがわかり,包摂的な基盤システムとヒューマンインタフェース技術に着目することとなった.高齢化社会に直面する日本住居内の生活支援システムの検討は,高齢者を考慮が不可欠であり配慮したインタフェース設計に注力した.プロトタイプを用いた評価実験を通じて外部でも利用可能な生活支援システムの開発ができた.
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自由記述の分野 |
情報工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目指す,住居内に利用者がいるところから運転支援システムが関われることを検討している包括的な支援システムの研究は2023年現在でも不足していて.生活支援システムを移動・運転支援システムに繋げることをも包含した総合的な見守りシステムとして捉えた情報提示方法のあり方について検討している研究例は少なく,本研究成果の学術的意義は高い.特に,高齢者のインタフェース設計に着目し,高齢社会に直面している現代における社会的意義の高い研究成果を多く報告することができた.ただし,申請時に本研究が焦点をあてた視線移動を考慮した評価は,高齢者の生活中における評価方法として適さないことがわかったため用いなかった.
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