家庭で調理をすることが食事に良い影響をもたらすことがわかってきている。家庭での調理を促し、食事の質を向上させるためには、作る人の調理技術が重要であると考えられる。しかし、既存の研究のほとんどは成人における食事に焦点を当てたものであり、保護者の調理技術が子どもの食事や健康に与える影響を調べた研究は限られている。そこで、日本における保護者の調理技術と家庭での調理頻度、子どもの食行動、子どもの体重との関連を検討した。その結果、保護者の調理技術の低さは、家庭での調理頻度の低さ、子どもの不健康な食行動、子どもの肥満と関連していた。
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