研究課題/領域番号 |
19K14210
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 昭和女子大学 |
研究代表者 |
白數 哲久 昭和女子大学, 生活機構研究科, 准教授 (80810415)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | STEM教育 / プログラミング / FOSS / ものづくり / 米国 |
研究成果の概要 |
「ものづくり」と「プログラミング」を融合したSTEM教育の教材、プログラミングマニュアル、複数の指導案を作成・開発した。科研費で購入したPCを活用し、開発した教材は複数の小・中学校で実践し、指導者向けの講習会も10回以上行うなど、STEM教育の普及に努めた。開発した扇風機などの工作用型紙とプログラミングマニュアルは、ダウンロード可能なようにホームページで公開し、授業の様子も動画視聴できるようにした。 米国視察で得られた知見は報告書にまとめ、ホームページで公開するとともに、成果報告会を実施した。
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自由記述の分野 |
理科教育
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プログラミング教育では指導者の不足が課題となっている。本研究では、優れたマニュアルがあれば、子どもは独自に学び進められることと、大学生や上級生が指導者となって教えられることを明らかにした。教師は多くのことを知っていて子どもを導く存在だと考えられてきたが、教師は学習者の伴走者であり、もっとまわりを頼るべきだという教師観を支持する成果を得た。 米国の視察では、教師の仕事の負担を軽減する教材準備の仕組みを知った。また、一般的だと思われている問題解決学習のステップは、世界標準ではないことが分かった。このことを広く報告することで、日本の理科教育の未来をより良くすることができると考える。
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