本研究は、視覚障がいに配慮された臨床評価支援アプリの開発とその有用性の検証を行うことを目的とした。この目的のため、主に、1)視覚障がいを有する施術者の臨床評価における困難事象の調査、2)質問紙・評価票アプリ「CAST-Q」の開発と有用性の検証、3)関節可動域測定アプリ「CAST-R」の開発と信頼性の検証を実施した。 主な成果として、「CAST-Q」は平均的水準よりも高いユーザ満足度が得られており、紙媒体に替わる評価ツールとして有用であることが示された。また、「CAST-R」は一定水準以上の信頼性が確保された評価ツールであることが示された。これらの研究成果を踏まえ、アプリの一般公開を行った。
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